10月22日あゆみのでは伊賀のサテライトにて、あゆみの初となる長時間の実技研修会を開催しました。研修内容は、利用者様に対する声掛けや体の触れ方から始まり、起居動作と移乗介助練習、スライディングシートとグローブの使い方、ポジショニング方法の検討を行いました。
今回の実技研修はあゆみの内で「ケア研究会」と題し、看護師の渡邉さん、理学療法士の松村さんとともに主催させていただき、また今回の研修に向けて今年4月より月1回の講習会を行ってきました。前職場では多職種に向けた勉強会の主催は経験したことがなかったため、私自身非常に良い経験をさせていただいたと感じています。
実技研修では、あゆみの内の看護師、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士すべての職種が参加し、実際に介護ベッドを囲み実技練習を行いました。
あゆみの職員は、職種はもちろん年齢や経験した職場が様々で、一人ひとり経験値が異なります。そうした中でも今回の研修会では全員が熱心に取り組んでいただき、実技練習中にも各々が今まで経験してきたこと、今臨床で困っていることを話しながら、今後どのようにケアを考えていくのかということを、今回は介助方法やポジショニングを通して考えられる機会になったのではと感じます。
まだ私のなかで「ケア」とは何かということははっきりしておらず、ましてやより良いケアとは何かと悩むことのほうが多いです。しかし、あゆみのへ入職してから、年齢も経験も職種も違うスタッフの中で相談し、悩み、行動することで解決することありました。あゆみのは様々な年齢、職種がいるステーションです。しかし、職員相互で相談しやすい雰囲気があり、またそれぞれに得意分野があります。そのことを活かしながら、一人では解決できない事も、スタッフ間はもちろん本人、家族、他事業所のスタッフの方々と協力し、利用者だけでなくその周りの方も、より安心した生活を送れるようなサポートができればと思います。
理学療法士 大下
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